
FIREに関する100の質問に答えます(009)

FIREを決断した後の気持ちは?



立つ鳥跡を濁さずの精神で、
会社員生活の集大成として、これまで以上に真面目に働きました
FIRE(経済的自立と早期退職)を達成した今、あらためて振り返ると――
退職が決まってからの数カ月間、私はそれまで以上に丁寧に仕事に向き合っていました。
退職が決まって感じた“感謝”と“覚悟”
大手企業が早期退職者を募るというニュースを見るたびに、
「うちの会社でもやってくれないかな」と密かに願っていました。
その願いが現実になり、早期退職の案内が社内にアナウンスされたとき、
正直言って心の底から嬉しかったです。
「これまでの会社員人生が報われた」と感じた瞬間でした。
退職までの半年間にやったこと
退職日までには半年以上の猶予がありました。
長いようで短いその期間――私は“立つ鳥跡を濁さず”の精神で、持ち仕事に丁寧に取り組みました。
- 通常業務は最後まで手を抜かずに対応
- 頭の中のノウハウはすべて文書化し、引き継ぎ資料を作成
- 残るメンバーへの説明やフォローも可能な限り実施
中には「辞めるんだから、もうどうでもいい」と言い放つ同僚もいましたが、
私にとっては違いました。
長年お世話になった会社への感謝と、これからも働き続ける仲間への敬意から、
最後まで責任を持って仕事を全うしたつもりです。
それでも、迷惑をかけたかもしれない
どれだけ準備しても、人がひとり抜ければ、周囲に負担がかかるのは避けられません。
私自身、これまで何人もの同僚を見送ってきましたから、その事実はよくわかっています。
けれども、人の抜けた穴は時間とともに少しずつ埋まっていくもの。
退職は“終わり”であると同時に、残る人々にとっての“始まり”でもある――そんなふうに思っています。
今、振り返って思うこと
辞めた会社に対して、未練はまったくありません。
むしろ「やっと終わった」とすら思っています。
それでも、今でも時折、あの職場に残った人たちの顔が浮かびます。
あんなに辞めたいと思っていた場所なのに、不思議なものですね。
FIREを目指す人へ
FIREの実現を目指す方々には、退職のプロセスも含めてキャリアを設計することをお勧めします。
金銭的な独立性を得ることはゴールの一部に過ぎず、どのように職業人生を締めくくるかも大切な要素です。
最後まで誠実に仕事に向き合うことは、自分自身の人生に対する誇りにもつながります。
FIRE後の新しい生活をより充実したものにするためにも、
感謝の気持ちを持って退職プロセスを進めることが重要ではないでしょうか。









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