ついさっきの出来事。
亀有方面へ散歩していたら、若い男の人に声をかけられる。
話す様子がどこかおかしい。
言葉もところどころ聞き取れない。
身なりもあまり清潔ではない。
断片的に聞き取れる情報でとても困っていることがわかった。
- 沖縄から東京へきた
- 姉の家で暮らしていたが
- お酒で吐いてしまい
- 家を汚したことがきっかけで家から追い出された
- いつの間にか財布とスマホを落としてしまった
- 警察に相談するも取り合ってもらえない
- それどころか公務執行妨害など言われて暴行も受けた
- なので3日間くらい亀有周辺で道行く人に声をかけて
- 助けてくれる人を探していた
そこに私が通りかかったわけです。
とりあえず飲まず食わずで足も痛むらしいので、
何か食べさせよう思いコンビニへ。
マックで良いかと聞いたらコンビニチキンが食べたいとのこと。
空腹過ぎて余り食欲がないとも。
近くのファミマのイートインで詳しい話をきく。
- 必要なのは沖縄への航空チケット代6万円
- クレカがないのでピーチは利用不可なのでどうしても高くなる
- (実際にその場で検索したら6万円ではANAは乗れなかった)
- ここ数日歩きっぱなしで休めてないので満喫で休憩したい
- 姉の家にはもどりたくない
- 数日前に道で声をかけた人を連れて帰ったらものすごく怒られた
- 他に頼れる人は東京にはいない
そしてこの人の個人情報にも踏み込んでみた
- 名前は 狩○○希 3*歳
- 沖縄で解体業をして暮らしているらしい
- 今回は姉と姪っ子に会いに行くために上京したら
- 姉から追い出されお金もなくして途方にくれている
- そして うつ 統合失調症 を煩っているらしい
- ゼプリオンを服用中らしい
どうも話す様子がおかしいのと、
警察に暴行されたとの証言が信じられないのは。
現実と妄想がごっちゃになっているからだと思われる。
酩酊したのも、おそらく薬との相性。
その人に必ず返すからと言われ、お金の工面を頼まれる。
私の個人情報を教えてくれと頼まれるが、
これをきっかけに色々頼られても困るので、
工面するなら返済は不要と腹をくくった。
その後もいろいろ話を聞いてみる、
私としては本当の事を言っているか確認したい。
- 両親は離婚
- 父は石垣島 母は埼玉で暮らしている
- 7人兄弟 父はさとうきび農家 長男は漁師
- 本人も八重山で暮らしている
- なので那覇空港ではなく新石垣空港へ帰りたい
- 姉のマンションは パ○○○○ス亀有***号室
どこまで本当の事かわからないけど、
なんか芝居っぽくなく、おそらく本物だと思った。
ただ、まだ工面するには情報が欲しかったので、
とりあえず交番に相談してみることにした。
だが、その彼は警察には関わりたくないと、
かたくなに拒否。
交番に近づくことすら嫌がった。
その様子を観察していたが、
やはりメンタル的な疾患はありそうな様子。
彼と話をしている間に思い出したのは、
駅で財布をなくして困っている学生を助けてあげた、
通りすがりのお医者さんの話。
その話は沖縄の新聞に載って、
めぐりめぐって助けたお医者さんの元にも届き、
無事にその時借りたお金を返せたそうだ。
今回は私は名字だけ教えて、
他の情報は教えていないので、
そのような展開にはならないと思うが、
彼が無事に沖縄に帰れたかだけは知りたいなと思う。
彼は自らを証明するものとしてフェイスブックしか
持ち合わせていなかった。
フェイスブックで名前で検索してみてくれと言う。
目の前で検索したら確かに彼がいた。
なので私から彼にフェイスブック経由で連絡することはできる。
するかどうかは分からないが、たぶんしない。
彼と話しをしていて、お酒さえ飲まなければ
障害を抱えているとは言え、
なんとか生活できそうな様子だった。
お金さえあれば、おそらく自分で帰れるだろう。
彼を連れてATMに向かうすがら、
彼を待たせて交番へ相談してみた。
交番としては訪ねてくる人をいちいち記録していないので、
彼が現れたか、そして暴行などあったのか分からない。
当番制なので、誰が対応したのか分からない。もっともだと思う。
こう言うケースがある場合、どう対応しているか聞いたら、
やはりできることもなく、相談するなら役所だろうと。
ただ、彼自身が警察をかたくなに拒むので、
なおさら何もできないとのこと。これも、もっともだと思う。
私は交番の若いお巡りさんに礼を言って、
ATMで7万円下ろして彼の上着のポケットに入れてチャックした。
気をつけて帰ってねと言って、その場で分かれた。
彼はペコリと頭を下げてどこかへ消えた。
おそらく駅前のDVD鑑賞屋さんで一泊するのだろう。
そんな事を口にしていた。
だいぶ体力を消耗している用だったので、
いったん休んでから動いたほうが良さそうだ。
私は彼とファミマのイートインで話している時に、
私の個人情報の代わりにメモ紙に下記の約束を書いて渡した。
- お酒を止める
- 真面目に働く
- 人を大切にする
なんか説教くさいくて嫌だなあと自分でも思ったのだが、
とりあえずお酒を飲まないことは約束して欲しかった。
あとの2つはオマケです。FIREした自分がひとに真面目に働けとは何事か笑
この話はここでおしまい。
ただ、彼がいつかどこかで今日の出来事を思い出してくれたら嬉しいなと思うので、
ここに書き記すことにした。
ボトルメールのように奇跡的に届く可能性を残せれば満足。
人助けは容易ではない。
今回だって、お金があれば解決するのか、怪しい要素は多分にある。
私がだまされていたならまだ良い。
彼が帰り方がわからなくなって、まだ路頭に迷う可能性だってある。
だからと言って、家に泊めて空港まで送って、
チケットを手配するまでするのが正解なのだろうか。
彼に7万円分の恩を売るつもりは全くない。
今後、たまに今日の日のことを思い出して、
こんな事もあったなあと、
無事に沖縄に帰った彼を思い出せるだけで十分なのです。
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